黙っていても朝がくる

アラサーがコーヒーとか音楽とか、あれこれ語っている雑記ブログ。ずっと好きなものに囲まれてたい。

二人の男

スポンサーリンク

3月11日、渋谷のClub asiaで開催のRoad To Outlookに行ってきた。金曜日の夜にクラブに行くなんていつぶりだろう。それにしても週末の渋谷は物騒というか、30近くになってもいまだにカツアゲされるんじゃないかと思ってしまう。

イベント自体は思った通り最高に楽しかったんだけど、それとはまた別に感慨深いことが二つあった。

Sam Binga

1つはその日のゲストがSam Bingaだったこと。ぼくにとってSam Bingaを見るのは2度目だ。前回はおよそ1年前、去年の4月にロンドンの有名クラブFabricで。去年の2月末に前職の仕事を辞め、1ヶ月ほどプラプラした後、思い立ってヨーロッパに一人旅にに行った時のことだ。変幻自在なSam Bingaのプレイにワクワクしたのと同時に、あれからもう1年も経ったのかと思い、時の早さに本気ビビった。

 一人旅から帰ってきてからは就活をして、再就職して、実家を出て、また仕事を辞めそうになって(まだ辞めてはない)…とずっとバタバタとしてたが、気づけばもうすぐまた春がこようとしている。1年前の自分からなにか変わったのだろうか。

再会

感慨深かったことの2つめは、ヨコチンさんと会えたこと。ちょうどロンドンにいた時にひょんなことからDouble ClapperzのsintaくんというGrimeプロデューサー(当時彼はスペインに留学していて、イベント出演のためにロンドンに来ていた)と会うことになって、その時に紹介してもらったのがヨコチンさん。3人でインドカレー屋でご飯を食べながら、音楽の話をたくさんしたのを覚えてる。

そのヨコチンさんがクラブカメラマン(っていう言い方が合ってるのかわからないけど)としてRtOに来られていた。Twitterで何回かやりとりさせてもらったりはしてたが、実際会うのは2回目だし1年も前のことなので少し不安だったが、お声がけしたらぼくのことを覚えててくださってとても嬉しかった。

日本から遠く離れたイギリスのロンドンで初めて会い、1年後に日本の渋谷で再会した。たった数時間を一緒に過ごしただけだが、個人的にどこかドラマチックに思えて、思い出深く一生忘れないだろう。

当然お互い会った時とは状況も変わり(ヨコチンさんは留学生、ぼくはニート)、今は当時とは道を歩んでいた。ヨコチンさんはロンドン滞在時から始めたというカメラを片手に、Grimeミュージックを通して日本とイギリスを繋ぐ人材となり、ぼくは無事会社の歯車として社会に戻った。

 おわりに

1年もあるといろいろ変わるもんだなあと、当たり前のことをサウンドシステムから洪水のように流れる低音のなか、しみじみと考えた夜だった。

来年の今ごろは自分はどうしてるのか、不安もあり楽しみでもある。