黙っていても朝がくる

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就職活動をするうえで、覚えておくべきたった一つの心がけ

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新卒一括就職世代

最近、仕事柄、新卒就活生に関わることも少なくなく、自分が学生の頃の就活を思い出して懐かしくなる。

ぼくの時は冷えに冷えきった就職氷河期だったが、幸い内定をゲットし夏前には就活を終えることができた。

その時からすでに内定が取れず追い込まれてしまい、終いには「病む」ような人がいた。周囲の友人が内定をとり就活を終えていく中、自分だけが取り残されていく感覚、そして連続して企業からお祈りされる経験がどんどん自身を追い込みネガティブな感情に取り込まれていくのだと思う。

性格が悪いと思われるが、確かに半袖になる季節になってからも、学校で漆黒のリクルートスーツを着ている学生を見かけると気の毒に思ったものだし、そういう空気があったのだと思う。

氷河期を超えた先にあったもの

そんな就職活動が懐かしくなるような歳になって、改めて思う。

就活の時に思い描いてた自分と、いま全然違うことしてるわ。

 大学三年生だったぼくはモノづくりに携わりたくて、メーカーを志望し入社した。選考の時から開発職を希望していたけど、結果的にはゴリゴリの営業部隊へ配属されていた。その時点で就活の時の未来予想図とズレがあるんだけど、一番のズレは気付いたら3年を待たずにその会社を去っていたことだ。半年ほど人生の夏休みを過ごした後、回り回って今はIT企業の管理部門で働いている。
モノづくりに携われているといえばそうなんだけど、就活の時のテンションとはかなり温度差があり、正直いまいる会社の事業とかそんなに興味がない。

なにが言いたいかというと、大学生の時に考えてた「やりたいこと、なりたいもの」なんてそんなもんで、数年後に変わってることなんてザラなんだと思う。もちろん就活のときからの目標にむかって突き進み、それを達成できた人もいると思う。それはとても素晴らしい。

けれども、そうじゃなくてもいいと思う。むしろ「就活のときに考えていたことは、数年後には平気な顔して変わってる」という現実があり得ることを認めるのが大事な気がする。

きっと就活生のなかには、自己分析とか自分史を振り返るとかして、志望する業界・企業を無理やりにでも<設定>して、PCでなんとかナビにむかってポチポチエントリーし、就活してる人もいるかもしれない。

それは無意味ではないし、ぼくもそうしていた。もしかしたら入った会社の仕事が天職の可能性もある。それはそれでいい。

けれども、悲しいことにそうじゃないことも往々にしてあるのだ。(むしろそっちのほうが多いかも)

だからこそ、そんな世知辛い就職活動をするなかでこの一つだけ覚えておけば、少し気楽に大学3〜4年生の時間を過ごせると思う。(わかってはいるのに、なかなか認められないことなんだけど。)

 

いまやってる就職活動や、次に入る会社が全てじゃない。