黙っていても朝がくる

アラサーがコーヒーとか音楽とか、あれこれ語っている雑記ブログ。ずっと好きなものに囲まれてたい。

コーヒーで世界とトークする

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学生の時、ぼくは夏休みとかの長期休みに一人旅に行くのが好きだった。たしか大学2年のときだったか、タイに一人で気ままに旅をしてたときの話。

 スケートボートとタイ人

メコン川に近い街に滞在してて、川沿いの遊歩道でたそがれてたんだけど、そこはキレイに舗装されたから地元のスケーター(スケートボードする人)の練習場所になっていた。スケーターボーイたちが滑ってる様子を見てたら、ぼくと同じような旅行者の欧米人がスケーターたちに近づいていった。なにやら少し喋ったあと、欧米人は自分のビーサンを脱ぎ、一人のタイ人の若者の靴を借りて履いて、一緒にスケートをし始めた。しかも色々トリック決めたりしてかなり上手で、タイの若者たちは「フ〜ッッ!!」とかなんとか言っちゃって大興奮。欧米人が一通り滑り終わった後、スケーターたちとハイタッチしたり肩組んだりして颯爽と去っていく、っていう光景を見た。

人をつなぐツール

いやあ「かっけえ」なと思った。そもそもスケートがカッコいいっていうのもあるけど、なにより言葉以外で、国とか人種とか年齢とかを超えたコミュニケーションができるのがかっけえし、そういうのって良いなって思う。

ぼくは海外に行く楽しみって、日本で見られない景色とかが見られるのと、日本人以外の人とふれあえることだと思ってる。言っとくけどぼくは人見知りだし、人の輪に入るのが苦手だし、コミュニケーションも上手くないタイプだ。ただ海外に行ったときだけは、サバンナの原住民が都会の街を見たときみたいに、ピュアな心でこの世には日本人以外もいるんだなーとか目をキラキラさせて思う。自分と今目の前で話してる人は生まれてから育った環境とかまるで違うんだよな、とか。

そんな自分と違う人たちと近づけるツールで一番有効なのって言語なのは言うまでもない。うん英語が最強。それ以外になにがあるかなって考えると、音楽とかスポーツとか料理とかなのかな。例えばサッカーができる(好き)ならば、それをきっかけに仲良くなることができる。つまり、人をつなぐもの=時間・空間を共有できるものなんだと思う。それを持ってる人はどこの世界にいってもコミュニケーションがとれるってわけだ。

コーヒーは国境を越えられるか

そこでぼくはコーヒーにも人と人を繋ぐツールの役目があると思ってる。
バンドマンが音楽を通して交流できるように、コーヒーの知識と技術があれば、海外のバリスタやカフェで働く人などコーヒーに関わる人とコミュニケーションがとれる。そうでなくとも、おいしいコーヒーを淹れることができれば人を喜ばせることができる。コーヒーって老若男女問わず好きな人が多いし、突き詰めれば突き詰めるほど奥の深いカルチャーだ。
コーヒーに詳しくなれば、優れたビジネスマンや学者やスポーツ選手じゃなくたって、所謂グローバルな人材になれるんじゃないかなって。

別にこれってコーヒーに限った話じゃないんだけど、「海外に行って言葉以外を使って人と仲良くなってみろ」って言われたときに手段を持ってる人って意外と少ないのでは。ぼくはその手段の一つをコーヒーにしたいと思ってる。だからもっともっと勉強すれば、その分世界は広がっていくと思う。
ちなみに、コミュニケーションを円滑にするツールにもちろんお酒もあると思うんだけど、ぼくはまったくお酒が飲めない。

なにか一つ自分に自信があるものを持ってる、って生きていくうえで強いよなあ。

 

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余談だけど、日本のコーヒースタンドのInstagramで海外のバリスタとかコーヒーショップのオーナーがゲストバリスタ!◯◯ from ドコドコ!みたいな感じでコーヒー淹れてるのとか見かけるけど、あれかっこいいよね。来日中の外国人DJが繋がりのあるミュージシャンのパーティーにシークレットゲストで参加しちゃう、みたいな感じで。
例えとあってるかよくわからないけど。