黙っていても朝がくる

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部活と仕事って似てなくなくない?

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先週末は嫁のお兄さんの娘(ぼくからみて姪)がオーケストラをやっており、横浜で演奏会があるとのことで見に行ってきた。

姪の高校はそれこそ大会で賞をとるような強い学校なのだが、やはり生で聴くと演奏はとても力強くまた緻密に繊細だ。(あくまでシロウトの感想です)
なかなかオーケストラの演奏を生で見聞きすることって少ないが、こういった機会があると改めて生演奏(ライブ)っていいな、と思った。

 

強い学校にもなると部活はやはり厳しいらしい。練習もそうだが、演奏のメンバーに入る(スタメンってやつか)ためには先生や先輩へのアピールしなきゃいけないところとか、さながら甲子園球児と変わらないなという印象だ。

ぼくも野球部だったけど(中学校まで)、そもそも部活ってほぼ毎日練習して、週末に試合して、ってなんか仕事いく今と変わらないよね。むしろ強豪校にもなると仕事以上のハードだろうし。

けど部活って嫌だとか面倒とか思ったこともあったけど、不思議と辞めたいとは思ったことがなかったな。

それって、なんでなんだろう。そんなことをちょっと考えてみた。

部活と仕事は似てる?

まず部活と仕事の共通点を考えてみると、結構重なるところがある。
※ぼくは野球部だったのでその体験に限っての話です

  • ほぼ毎日の活動(生活の中心)
  • 顧問の先生=上司 の存在
  • 先輩・同期・後輩といった同僚との組織生活
  • 結果が求められる世界
  • たびたび理不尽なことが発生する(先生の気分、先輩の無茶振り)

少し考えただけでもこれだけの共通項を見つけることができた。
そうなると…仕事って部活と似てる?

う〜ん、なんかそれも違う気がするんだよな。

たしかに部活で先生に怒られたり、練習のツラさで嫌になることもあったけど、それでも朝学校に向かうのがつらくなったり、深く思い悩むことはなかったように思う。も行くまでは憂鬱でも、行ったら行ったで充実した時間が過ごせて、終われば充足感を感じることが出来てた。ちろん人によって違うけどね。

一方で仕事だとそうもいかないことも。
部活をやっていたあの頃のぼくたちのようなメンタリティで仕事ができていれば、この世の中こんなに気を病む人も多くないだろう。
もちろん活き活きと仕事がしてる人はたくさんいるだろうけど、それでもやっぱり昨今負の部分目につくよね。ブラック企業、過労、パワハラ・いじめ。
一日にどれだけの人が「仕事辞めたい」ってTwitterでこぼしてるものなんだろうか。

この違いってなんなんだろ

 似て非なるこの2つの違いがなにに起因してるのか考えた、その結論。

それってやはり取り組むことへの姿勢と環境なんだと思う。

単純に好きなこと、やってて充実感を得られることならツラいことでも耐えられた(というよりツラいと感じない)し、一緒に過ごす周囲の人にストレスを感じなければ続けることができる。
ぼくの場合、野球は上達するのがおもしろかったし(=充実感)、とはいえメチャメチャ野球が好きってワケでもなかったのに、試合でミスって先生にクッソ怒られて超走らされてりしても、部活後に仲間の部員と笑って帰れればそれで世は事も無しって感じだった。

 

でも仕事だとそうはいかなかったり。
入った会社で任された仕事は自分のやりたいことじゃないと、そりゃだんだん仕事に前向きにもなれなくなる。
運良くやりたい仕事ができても、上司や同僚が圧倒的にウマの合わない人かもしれない。そんな人とも毎日ストレスを感じながら仕事をしなければいけないとなると、当然会社にいる時間がツラくなってくる。

ホント、シンプルに行き着くところは姿勢と環境なんだな。

打席に多く立つしかないのかも

だから運良く前向きに向き合える仕事を、恵まれた環境でできれば甲子園球児ばりのやる気と生産性が生まれることは想像に難しくない。

そう、運良く。

割とここはポイントで、会社勤めをする以上、こればっかりは入社してみなきゃわからない。だからとにかく打席に立って自分の得意な球がくるまでバットを振り続けるしかないのかも。
つまりいい仕事生活を見つけるには、姿勢と環境のどっちかが自分に合う居場所を探し続けるしかないんだろうな。

 

とはいえ仕事や職場環境を変えることはもちろん簡単なことじゃない。自分でもその判断をするときは色々悩むところだと思う。
そうなったときに、せめて世の中がもう少し仕事を変えること、職歴にブランクがあることに寛容になってくれたら、自分の居場所を見つけて仕事に前向きな人を増やすことができるんじゃないかな。

部活するかの如く仕事ができる。ぼくにもそんな居場所がどこかにあるのかな。
そんなことを考えた週末だった。

本記事はもちろん部活を続けなきゃいけないもの、辞めたらいけないものって主旨はまったくないです