ぼくの家のトイレには雑誌が2冊おいてある。
そのうちの1冊がPOPEYEの部屋特集の号だ。(ちなみにもう1冊は佐藤健寿 特別編集号のTRANSIT)
ぼくは人の部屋を見るのが結構好きで、そのPOPEYEは国内外のいろんな人の家や部屋が載っているので、たまに用を足しながらパラパラとページをめくっている。
そのなかで、雑誌に出てくる海外の人がもってる衣服の少なさに気づいて驚いた。
そこに載ってる人だけかもしれないけど、だいたい幅1.5メートルくらいのハンガーラックに全て収まるくらいの量しかない。
その背景には、ルームシェアが多いからそもそも部屋の収納機能が少ないとか、引越し文化の違い(家具は基本的に家にあるものを使い、引越しの際は身の回りのものしか持ち出さない)があるのかもしれないけど、それよりもそれでやっていけるんだー、という事実がいいなと思った。
モノは増え続ける
今の家に引っ越してきて1年と数ヶ月経つが、引っ越してきた当初に比べてモノが増えた。特にぼくはモッタイナイ病を患っているのでモノが溜まりがちである。
そうなると以前に比べ、徐々に生活圏内にモノが浸食し始めてくる。
ぼくはだらしないくせに割と綺麗好きな一面があって、朝とか仕事に行く準備をしながら「あそこ綺麗にしたいなー」とか「あれ捨てなきゃなー」とか思ってはいるのだが、結局夜仕事から帰ってくると面倒臭くなってやらない。
毎朝毎朝ムムムとは思うものの解決しないという、不快感だけが続く状態で、ある意味負のループになってしまっている。
負のループ以外にも、モノが増えてきたことで部屋にはなんか行き場をなくした空気が淀んいるような気がしてきた。
モノは捨てたら減る
そこで前述のPOPEYEを読んで、「モノの少ない生活」があることを思い出した。
そうだモノを捨てよう。断捨離だ。
実は断捨離を意識したのは初めてではなくって、以前にも仕事だなんだで心身ともにイッパイッパイになったことがあったときに「モノを捨てるとココロもスッキリする」らしいということを目にして吸い寄せられるように断捨離について考えた。
その辺のことはこの本が詳しく、わかりやすかった。
この本の中でも断捨離のことを、
「モノを捨て、片付けることで、心のガラクタもスッキリ整理し、人生をごきげんに変える方法」としている。
もともとは断捨離とはヨガの考えを由来としてるらしいんだけど、片付けるだけで部屋も綺麗になるし人生も変わるなんで最高じゃん。楽して得を得たいぼくには都合が良かった。
断捨離の波は急にくる
ということで先日の朝、例によってどうにも部屋の物の多さが目につき、ぼくは無性にモノを捨てたい、いやデトックスしたい、と思い久しぶりに断捨離を決行することを決めた。
自分の中で断捨離の波がきてる
— 3104番/Yuzz (@no_3104) 2017年2月15日
モノを捨てれば、その空いたスペースに新しいものが入ってくる。
入ってくるのはチャンスかもしれないし、出会いかもしれない。
あわよくばお金だといいな、なんて夢見ながらぼくはしばらく着てない洋服をチョイスするのであった。
さいごに
いつかやろうは馬鹿野郎、ではないけど、一念発起して今まで溜め込んできたモノをバッサバッサと捨てると、「意外となくてもやっていけるじゃん」ということがわかり、とてもスッキリする。
安くていいものがたくさん手に入る時代だけど、逆に手放して手に入るものもあるので、たまには断捨離を試してみては。