今週末の3/18,19は、青山の国連大学内にてTOKYO COFFEE FESTIVAL 2017 Springが開催され、ぼくも行ってきた。
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毎回アップデートされるコーヒーフェスティバル
ほぼシーズンごとに開催される定番イベントと化したTOKYO COFFEE FESTIVALだけど、毎回混み合うくらい多くの人が動員され、今回も大盛況。
2日で国内外40を越えるロースターだけでなく、フードやスイーツ、コーヒー関連のアイテムブースが出展。飲み比べ(1,000円で好きな出展ロースターのコーヒーを5杯飲み比べができる)がますます楽しい。
しかも今回から各ロースターが飲み比べに提供する豆の情報(焙煎度、苦味、甘み等)をレーダーチャートにしてウェブで見ることができるようになった。
個人的にこれはメチャメチャいいと思っていて、豆の情報を視覚化することで、特にコーヒーの味の違いをあまり意識したことがない人でも「あ、これが甘いってことなんだ!」「コーヒーなのに苦くないし、フルーツの味がする!」といった味を楽しむ手助けになる。
このチャートを頼りにいろんなロースターのコーヒーを飲み比べたり、自分の好みを探ったりととても有用だと思った。
コーヒーを飲むだけじゃない
また今回のテーマは「ローカル」ということで、出展ロースター(店)が自分のところの豆だけでなく、地元や地域に根ざした文化やアイテムも一緒に紹介しているのは、自分のローカルをレペゼンしている感じがしてよかった。
他にも『A FILM ABOUT COFFEE』、『THE COFFEE MAN FILM』という2つのコーヒーにまつわるドキュメンタリー映画の上映や、そしてコーヒーの飲み比べしながらライブで音楽を楽しめるなどコンテンツが充実。
入場だけなら無料というには安すぎるし、思わず飲み比べチケット(1,000円で好きな出展ロースターのコーヒーを5杯飲み比べができる)やその場でコーヒーを買ってしまう良いイベントだな、と毎度のことながら思う。
一日でこんな多くのコーヒー体験をさせてもらえるので、運営の方々には頭が下がる。
今回飲み比べたロースター
ぼくももう参加は3回目?4回目?くらいなので、今回の飲み比べは地方や海外ロースターを中心にまわることにした。
東京のお店なら休みを利用することで直接の飲みにいくことができるが、そうではない地方や海外ロースターのコーヒーが飲めるのがこのイベントの醍醐味だと思う。
Coffee Wrights
地方や海外ロースターを!と言っておきながらいきなり東京のお店なのだけど、昨年末12月に三軒茶屋にオープンしたところで、ずっと気になっていたのものの行けていなかったCoffee Wrightsが出展していたので、このチャンス逃すまいと、まずは足を運んだ。
こちらで提供されていたエチオピアがとても香り豊かで、丸く優しい口触りでおいしく、ぼく好みだったので豆も買って帰った。
The Barn Roasters Berlin
今回も幾つか海外ロースターが出展していたが、こちらはドイツはベルリンのロースターThe Barn Roasters Berlin。提供されていたルワンダはとても甘くて、まろやかでやさしいコーヒーだったと記憶してる。
ヨーロッパから来たというだけで、なんだか夜露に濡れた草木の広がる田園風景が思い出され、おいしく感じてしまうのは良いのか悪いのか。
Craftsman Coffee Roasters
山口は下関から出展のCraftsman Coffee Roasters。2016年に開店した新しいお店だそうで、全体的なお店づくりというか、ブラック・ブラウン・メタリックっというデザインからくる世界観がめちゃカッコよかった。
クラフトマンという名の通り、職人であることをベースにしているように、下関の活動されている「ムクロジ木器」という職人さんともコラボしていて、ウッディなアイテムが一緒に並んでいるのもお店と合ってて良かった。
セントベリーコーヒー
富山のロースター セントベリーコーヒーで、こちらの店長さんはジャパン カップテイスターズ チャンピオンシップ2015のチャンプということで、日本で一番コーヒーの味の違いのわかる方。
そう考えると、コーヒーのスキルってホント地域差がないというか、世界中誰もがフラットに取り組める良いカルチャーだなって思う。
SUIREN+CoffeeRoaster
こちらは広島のSUIREN+CoffeeRoasterというロースターで、東南アジア周辺の豆を中心に取り扱ってるのかな?
当日もラオスとインドのコーヒーを提供していた。ラオスのコーヒーを飲んだが、ビターさがあり、いい意味で土っぽいというか野性的な味がした。
(ラオスといえば、ぼくもラオスに旅に行ったことがあって、その時お土産にラオスのコーヒーの粉を買って帰った覚えがあるが、味は全く覚えてない。というかしばらく家の引き出しに眠っていた気が)
最後に
これからもTOKYO COFFEE FESTIVAL は続いてほしいし、コーヒーカルチャーを発信する震源地で有り続けて欲しい。
あとあくまで個人的な希望ではあるが、コーヒーとリンクするカルチャー(音楽やアート、食や文学とかいろいろあると思うんだけど)からのアプローチも増えればいいなと思う。
というのも、音楽ライブや本・出版、植物とかコーヒー以外のコンテンツもすでにあるけど、そこをもっとフォーカスできれば、それぞれのカルチャーを入り口に今までコーヒーを意識なかった人をコーヒーに繋げることができると思うからだ。
TOKYO COFFEE FESTIVALは、今やカルチャー同士を繋ぐハブのような役割になれるパワーのあるイベントだと考える。
そんなコーヒーカルチャーの普及のためなら、ぼくができることがあれば小さなことでもやっていきたい所存だ。
(コーヒーに合うような、Jazz,Soul,FunkなDrum'n'BassのDJならやれます!というかやらせてほしい!)