自宅でコーヒー豆を挽く時は、友だちから結婚祝いで買ってもらったフジローヤル(富士珈機)の「みるっこ」を使っている。
これは家庭用のコーヒーグラインダー(ミル)なのだけど、その性能の高さと堅牢な造り故に業務用として使っているコーヒー店も少なくない。家庭用グラインダーならこれさえ買っておけば!っていうくらいのクラシックギア。名作。
もう毎日お世話になっていて、みるっこ様様だ。
今日は久しぶりに時間があったから、「みるっこ」ちゃんをメンテナンスしてみたので、その流れを備忘録として残しておく。
みるっこをメンテナンスしよう
こちらがそのみるっこちゃん。黒々としていて、その勇敢さと端正な顔立ちには惚れ惚れする。
なのだが、たまに簡単に掃除はしていたのだけど、毎日使っていると汚れやコーヒーの粉が溜まってくるので今回は少し念入りにお手入れする。今からキレイにしてあげますからね〜。
準備
- 新聞紙やチラシ
- ペンチ or プライヤー
- ハケ or 歯ブラシ
- 植物性のオイル
- タオル
- キッチンペーパー
- 除菌用アルコールスプレー
コーヒー粉が飛び散るので新聞(うちのは行徳新聞です)やチラシを敷いて作業しよう。
あと作業中に動作すると危険なので、必ず電源からコンセントを抜いてから作業しようね。
前面のカバーを外す
まずは前面に2つついているネジを外してカバーを外す。
この時このネジが結構硬い(特に最初は)ので、ペンチやプライヤーを使ってクイっと軽くやってやれば、あとは手でクリクリすれば外れる。
※家にある100均のモンキーレンチじゃダメだった
ネジはどっかいってしまわないよう、しっかりとっておく。
カバーを外すとこんな感じ。この辺もコーヒーの粉がついているので、ハケハケしてお掃除。
刃を外す
次にカバーの奥にある、刃を外す。
刃を持ってそっと引けばスルスルっと抜けるはず。もし抜けなければ、少し左右に回転させてみると、どっかでなんなく抜けるポイントがあるので、それを探ってみよう。
ちょっと重いので、ゴトンッと落とさないように注意。
刃と内部を掃除する
刃を外してみると、ほうら、中はこんな感じに汚れている。
今日はこれらを掃除していきましょう。
ちなみに、手前と奥の刃についているプラスのネジは外す必要が無いので、触らないでおこう。
一応、精密機械なのでこんな感じに刷毛でハケハケして詰まっている粉を取り除いていく。
ただうちで使っていた刷毛が結構柔らかいタイプで、刃の堅牢さに負けてた感は否めないが、がんばってハケハケする。
歯ブラシなんかを使うのもいいみたい。今回は歯ブラシがなかったので、タオルを指に巻いて軽くゴシゴシ。刃に引っかかってタオルの繊維が残らないように注意。
そんな感じで一通り、ハケハケゴシゴシしてキレイに。
シャフト(軸)に植物性オイルを塗る
メンテナンスの際は、刃を通す軸にオイルを塗るといいみたいなのだけど、今回用意してなかったため割愛。逆に、オイルを拭き取りすぎないよう注意しながら掃除をした。
手順を遡って元に戻す
まずは刃を戻す。
この時、刃を取り付けた際に奥にグイっと押し続けると、バネで押し戻されるか確認する。奥にグイッと押されない場合は、また左右に回転させて、スーッと押されるポイントを探す。
最後の落とし穴。
前面のカバーを取り付ける時は、切れ込みが入っている向きを上にして設置し、左右をネジネジするだけ。
ネジの最後の一締めは、またプライヤーなんかでクイッとイッておきましょう。
仕上げに
キッチン用の除菌アルコールスプレーとキッチンペーパーをつかって、全体を拭き上げる。ホッパーや細部まで拭き拭き。本当はこまめにやらなきゃいけないんだけどな。
一通り作業をしたら、あらキレイ。スッキリしたね〜。
念のためコンセントに繋いで、動作するかテストして、問題なければ終了!
最後に
いつかやろう、いつかやろう、でなかなかやらないこういう作業だけど、やってみると思っていたより簡単!いつかやろうは馬鹿野郎だった!
やっぱりグラインダーは食品を扱うものだけに、こまめにメンテナンスして清潔を保たないとだなあ。
それに友だちに買ってもらったものとはいえ高価なものなので、大事にして、これからもずっと使い続けようと思う。