働きたい会社・業界はあるんだけど、どうやってその仕事に就けばいいのかわからない。働き口が見つからないんだが!ってことありません?
業界や特定の会社への憧れが強いほど、「みんなどうやってその会社入ってんだよ〜」って思いますよね。
ぼくも以前、自家焙煎のコーヒー屋さんで働きたいな〜と思ったことがあったんですけど、なかなかネットで調べたり求人媒体とかでは出てないんですよね。大手企業のカフェの店長募集とかはでてくるんですけど。
そんな「働き口が見つからない、求人が出てない。」
そういう時はこんなアプローチをしてみてはいかがかしら!というのを、現役で採用をやっている人事の目線も含めて紹介しますね。
求人を出すにはお金がかかる
企業にとっても、求人広告を掲載するのはお金がかかるんですよね。成果報酬型のエージェントも同じで、採用した人材の年収に応じて紹介料という名の費用がかかります。
そう、採用ってお金がかかるんですよ。
だから人数の少ない企業や小さな業界の場合、大々的に求人を出していない場合が多いんです。
実際、ぼくも採用の仕事をしていて転職エージェントや求人広告を使って採用を進めることがありますが、特に求人広告なんかは費用対効果が見込めるのかを考慮して慎重に選定します。
というのも何ヶ月で掲載料〇〇万円みたいなビジネスモデルのため、お金はかけたものの一人も採用できなかったなんてことはあったら大赤字です。もう鼻血も止まりません。
それに「あと1〜2人採用したいんだよな〜」なんて採用数の少ない企業は、そんな膨大な掲載料をかけてまで求人を出したりはしないんですねー。めちゃめちゃ儲かってたらやるかもしれませんが。
つまり、企業としてもお金をかけずに人を採用したい!というのが本音。ここが重要ポイントとなります。
これを踏まえて、いきたい業界・企業の求人が見つからない場合は、次のルートからアプローチしてみるのが良いんじゃないかと。
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求人が見つからない場合のアプローチ先
公式ホームページ
意外と盲点なので、公式ホームページです。
だいたいどの企業も公式ホームページに「採用情報」っていうコンテンツがあって、そこから応募を受け付けてたりします。
新卒と中途に別れて掲載されていたり、募集しているポジションがズラ〜っと並んでることが多いですね。
行きたい企業の求人が見つからないなーっと思ったら、公式ホームページを見るのはおすすめです。そこに突破口があります。
それに、公式ホームページからの応募にはメリットがあります。
それは上にも書いた、企業は「お金をかけずに採用したい。」ということ。
つまり、公式ホームページからの採用って掲載料も紹介料もかからないので、めちゃコスパがよくて、企業としてもメリット大なんですよねー。
だからぼくたちのような採用部門からすると、公式ホームページから応募のあったAさんと、お金がめちゃめちゃかかるエージェントから推薦のあったBさんが最終的に残った場合、できればお金のかからないAさんを採用したいと考えるんですね。
そうしたことからも、公式ホームページから求人を探して応募するのは結構おすすめです。
問い合わせ先に直接連絡する
求人もみつからず、公式ホームページにも募集している様子は見当たらない。
そんなときは、思いきってその会社にいま募集しているかどうか聞いちゃいましょう。電凸です。メールでもいいですけど。
そうすれば本当に働き口がないかどうかわかりますし、もしかしたらただ見つけられてないだけで、本当は募集しているっていうパターンもあったり。百聞は一見にしかずです。
このパターンは個人の飲食店や、ちゃんとした自社ホームページを持っていないような零細企業なんかに特に有効です。電話してみたら、じゃあ履歴書持って面接に来てくれ、みたいな話になるかもですねー。
なんでもインターネットに頼ってちゃダメだぞっ。情報は足で稼ぐ!
店頭の求人
店舗のある企業であれば、店頭に求人のチラシが貼ってあることも。
それこそコーヒー屋さんって個人経営だったり、小さな会社が経営していることが多いので、求人広告を出したりエージェントを使うほど経費をかけられない場合が多いです。
そういうときは店頭に行ってみると、募集がでてたりするので速攻で連絡してみましょう。もしくはスタッフの人に問い合わせてみる。
SNSに凸する
あとはInstagramやFacebook、TwitterなどSNSでの情報発信が活発な企業は、そこで求人を募集している場合があります。自社メディアなら掲載料もかかりませんしね。企業が使わない手はありません。
求人情報が載ってなさそうであれば、そのアカウントに凸してみましょう。レッツリプライ!運が良ければ、そのSNSアカウントの中の人がしかるべき部署に引き継いでくれる場合があります。
また、これは公式ホームページと一緒で、コストのかからない自然流入での採用になるので、うまくいけばエージェント経由のライバルよりもアドバンテージが得られます。
一応転職エージェントにも登録しておく
結局、最後はここも外せないのですが、一応転職エージェントにも登録しておきましょう。
というのも、転職エージェントなら非公開求人もたくさんあるからです。
非公開求人とは、求人広告には出さずに、転職エージェントだけがもっている求人情報のことです。
企業にとって求人広告をだすのは、露出を増やして幅広い人にアプローチできるメリットがある一方で、自分たちのターゲットではない人からも応募がくるリスクもあるんですね。その数が増えれば増えるほど、対応するのに手間がかかってしまって大変なワケです。
なので、転職エージェントにだけ求人を出して、そのへんのスクリーニングを転職エージェントにお任せするっていう企業も多いんです。=手間と時間がかかることは転職エージェントにやってもらって、ターゲットだけを集めよう、ってことです。
だから一見、求人を出していないように見える企業も転職エージェントをつかって採用していることもあるので、転職エージェントに登録しておくとお目当ての企業や業界の求人情報を見つけられるかもしれないんですね!
とりあえず求人情報を探すために転職エージェントに登録しておいて損はないです。特に大手の転職エージェントであれば求人をたくさん持っていますし、基本的に無料なのでリスクはないですぜ。
さいごに
公に募集が出てないときは、自分の足で情報を探しにいくっていう方法が大切ってことですね。
どうしてもインターネットの求人サイトや転職エージェントに頼りがちですが、求人・働き口が見つからないときは、少し落ち着いて今回紹介したアプローチを試してください。
実際、企業側としてたとえ求人を出してなくても「働きたいんで!」っていってコンタクトをとってくる人は、悪い気はしないですけどね。意欲高く来てくれているという意味では。
なので、困ったときはちょっと泥臭くやってみましょう!