韓国映画っていうとどんなイメージを持ってますか?
ぼくは(そこそこ)映画を観るのが好きなんですけども、観るのは専ら洋画(ここでいう洋画ってハリウッドとかメイドイン欧米ってことで)とたまの邦画で、韓国映画は食わず嫌いとも言えるくらいに、あまり観てこなかったです実は。
けれども、最近おもしろい韓国映画を立て続けに観て、「あれ、韓国の映画すごいんじゃない!?」って思ったので、もしぼくと同じようにあまり韓国映画に興味がなかったということであれば、ぜひ観てみてほしいと思います。
最後におすすめの作品も載せておきます。
これまでの韓国映画へのイメージ
なぜぼくが韓国映画を観てこなかったかというと、イメージが先行していたというか、先入観があったからだと思います。
その韓国映画のイメージっていうのは、誤解を恐れずに言うと「韓流ドラマ的な俳優・女優ゴリ押しもの」「サランヘヨ〜的な甘ったるい恋愛もの」「大河ドラマっぽい歴史もの」ばかりだと思っており、「あまりおもしろくなさそう…」という勝手なイメージがありました。
これって韓国映画に限ったことではなく、邦画にも共通するんだけど、欧米とかハリウッド映画と比較したらきっとおもしろくないんだろうな、という間違った思い込みがあったわけです。
韓国映画がおもしろい理由
最近韓国映画を観て、その勝手なイメージ、思い込みはホントに無駄な先入観であり、実際おもしろい作品がたくさんありました。
というか、韓国映画っていま世界的にも評価されてきていて、国土や国の規模を鑑みても、クォリティの高いものが増えてるらしいです。
その理由として、世界に存在感を示す(そして外貨を稼ぐ)ために映画製作を国が支援していて、国策として映画製作への助成金が充実していたり、国内の映画制作に関わる人をハリウッドに技術を勉強させに行かせているとのこと。
そうしたノウハウを手にしたクリエイターが韓国に戻って映画作りをしているので、そりゃあおもしろい映画が増えているのも納得できますよね。
韓国って映画だけでなく音楽もそうですけど、国内だけにとどまらず世界に目を向けたモノづくりというか芸術振興をしていて、その点は日本も見習うところであり、負けずにがんばっていきたいですね。
ぼくが観ておもしろかったオススメ韓国映画
おもしろい!と思った韓国映画を紹介します。ただぼくの趣味でサスペンスものが多いです。
ちなみに、今回紹介するものは全てAmazonのプライム・ビデオで観れます。とりぜずプライム・ビデオにあるおもしろそうな韓国映画を漁っていきました。
ただ観たい作品がプライム・ビデオにないものもあるので、近いうち久しぶりにDVD借りるなりしないとだー。
コクソン哭声
少し長いですが全然飽きません。サスペンス、ホラー、怪しい信仰…ぼくが大好きなものが詰まってます。それに行ったことのない韓国の農村の生活の様子がわかっておもしろいです。
この作品自体、いろんな解釈ができる映画で、観た後にいろんな人の解説を読むのが楽しいです。
そして日本人俳優の國村隼さんが、山で褌一丁で四つん這いになっていることが見れる貴重な映画です。
オールド・ボーイ
最初はコミカルに始まって、そのテンポでずっと行くのかと思いきや、終盤に向かうに連れて…。
中盤の横スクロールで進む乱闘シーンが印象的でした。それに最後のアレをああするシーンは思わず息を呑んでしまいます。
そして原作が日本の漫画ということを観た後に知りました。こっちも読んでみたいですね。
チェイサー
サイコパスが出てくる映画が大好き。しかも早々に捕まる…がしかし…。
雨がしとしと降るひんやりした空気感が伝わってきて、そんななか狂気じみた猟奇的犯罪者との攻防にハラハラします。そして「警察のバカ〜!」と思わずツッコミたくなります。
実際にあった事件が題材で、たしかハリウッド・リメイクもされるのかな。
殺人の追憶
またまたクライム・サスペンス。
追い詰め、そして追い詰められていく感じがいいです。
言い方があれですけど、韓国の農村って猟奇殺人が画的に映える感じありますよね。もの寂しいというか、退廃的な雰囲気が。
息もできない
ぼくが初めてちゃんと韓国映画を観たのはこの『息もできない』でした。
とりあえず、暴力、暴力、そして愛。みたいな映画。不器用で、暴力と汚い言葉でしか自分を表現できない男の話です。シ〜●〜ラ〜マ〜。
女子高生との出会うことで話が展開していきますが、最後は結ばれてハッピーエンド〜とかそういう系じゃないので安心してください。
原題の訳が『うんこ蝿』っていうのもいいですよね。あと主人公のサンフンがちょいちょいFUJIWARAのフジモンに見える。
韓国映画だからって食わず嫌いせず、おもしろいから観てみて
紹介したもの以外にも、ぼくもまだ観てないおもしろそうな作品がたくさんあって困ってます。
「韓国だから」っていう理由だけで食わず嫌いしてるなら、それはもったいないんで是非見たほうがいいです。そこには政治もイデオロギーも一旦横に置いておきましょう。
おもしろい、楽しいものを素直に受け取れるほうが良くないですか。
洋画、邦画、韓国をはじめとするアジア映画、観るべき映画が増えてますます楽しい人生になりますね。
あ、余談ですが、韓国映画で咀嚼音を出して食べる食事シーンでがどうにも苦手です。文化なのでしょうがないですけどね。
◎韓国映画を観るならAmazonのプライム・ビデオがオススメ