自分には何もない
少し前からコーヒーに凝り始めてたんだけど、実はコーヒーについてちゃんと学ぼうと思って最近学校にも通い始めてしまった。
ぼくにはコンプレックスというか悩みがあって、なにか誇れる特技とか技術がない。取り柄ってやつだ。
音楽は好きだけど全く秀でてるというものではないし、野球もやってたけどせいぜい草野球レベル。ましてや(今の)仕事は好きでもないので、がんばって極めようとは考えたことがない。
そこでなにか一つ身に付けたいと思い、コーヒーを追い求めてみようと思ったのだ。
コーヒーを"学ぼう"
じゃあなぜコーヒーなのかって言われたら、
- 身近にあって
- 凝る要素(豆、焙煎、抽出、機材...)が多くて、
- 年齢・体格や運動神経に関係なく取り組めて
- あとかっこいい(これが一番かも)
からかな。
あと、以前ハンドドリップのワークショップに参加した時、先生から受けた抽出の説明が驚くほど理論的で、なるほどなるほど、とその奥深さに魅入られた。そうしたお作法やメソッドがありながらも、先生が最後に言ってた「コーヒーは自由です」という一言。
そのコーヒーの懐の深さに飛び込んでみたくなった。
しばらくはいろんなところで豆を買い、自宅で抽出して楽しむくらいだった。けれども、やれ豆の産地だの焙煎度だの色々なパラメーターがあることはわかるが、そらの違いや活かし方がわからない。それならコーヒーについてちゃんと勉強してみたいな、と思い上記の理由も加えて学校に通うようになったのだ。(※あとかっこいいから。)
好きこそものの…
正直、ある程度モノになりそうならそれを仕事にするのもいいかなとも考えてる。今の時点では全くわからないけど。
好きなことは仕事にしないほうがいい、ともいうけど自分の中でコーヒーは、音楽が好き、とかともはちょっと違う気がする。言葉で説明するのは難しいんだけど、仕事のなかでも「やっていて飽きない作業」とかの好きに近いのかな。その辺はやってみないとわからないところもあると思うので、追い追い考えてみようと思うけど。
とりあえずこれから半年間、コーヒーについての知識や、実際に焙煎、抽出、カッピングを学んでいくことなった。
今週までに2回授業を受けたのだけど、楽しい。新しいことを学ぶって楽しい。それが実践的なことだとなお楽しい。いろんな年代の同級生もできた。
▲これが人生初めて自分で焙煎したお豆さんたち(東ティモール産)。果たして半年後にもっと上手くなってるのか。
教わっているのは現役のコーヒー屋さんなんだけど、その先生も言っていた。
「方法や理論はあるが、最終的に飲んだコーヒーがおいしければそれが正解。」
なるほどね。
27歳アラサー男、久しぶりに新しいことやってみる。