黙っていても朝がくる

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『シン・ゴジラ』と曇り空

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今日は会社の夏季休暇が一日残っていたので休みだった。
世の中に先駆けてぼくの連休は今日からスタートしたわけだけど、あいにくの曇り天気のせいで肩と身体が重い気がするし、気分もイマイチあがらなかった。(脳では休みと認識してるのに、身体は普段の仕事の平日だと思ってるのかな。身体ってすごい)

とはいえせっかくの休みなので、この日は映画の『シン・ゴジラ』を観に行くと前々から決めていた。映画館で映画を観るのなんて、去年の夏に『攻殻機動隊 新劇場版』を観に行った以来で1年以上ぶりだ。

『シン・ゴジラ』についての評判は黙っててもネットで目にしたので、出来についてはまったく心配はしていなかった。むしろエンドロールが終わってまず思ったのは、「良い時間を過ごしたなあ」という満足感だった。

映画の内容とか考察については自分より遥かに詳しい人が各所で語っているのでそちらに任せて、ぼくのなかで特にグッときた3つのポイントを以下に。
(※多少ネタバレも含むので未見の方は注意)

 

 

 

題字

もうそのまま『シン・ゴジラ』の題字がグッとくる。デザインとかフォントとかよくわからないけど、脈々と続くゴジラシリーズを継承してるというそのマインドがね。リニューアル、リライト、リエディットじゃなく、これはシリーズ29作目のゴジラなんだな、と。(いやそうなんだけど)

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音楽

庵野&鷲巣詩郎だからこその『Decisive Battle』使いのエヴァオマージュにももちろんニヤリとなった。それと同じくらいグッときたのが、要所で使われる所謂ゴジラのテーマとか『怪獣大戦争マーチ』が現代風にリマスターされるのではなく、敢えて篭った音質で使われているところだ。もちろんそこは監督と鷲巣の狙い撃ちだそう。見事に撃ち抜かれたわけだが、ガチガチにデジタル処理された楽曲に耳が慣れた今でも、例えばウータン・クランの1stを聴くとシビれる感覚に近いものを感じた。古くてもカッコイイものは今聴いてもカッコイイ。単純にそれだけの話だ。


怪獣大戦争マーチ Invasion of Astro-Monster

各所に登用される出演者

ああいうチョイ役をブッこんでくるのすごく好き。ちなみに、ぼくは映画やドラマにピエール瀧がでているとなぜか笑ってしまうという体質なんだけど、当然今回もヤラれた。片桐はいりと古田新太もよかった。小出恵介は「おっ」と思ったけど、KREVAとANI(そもそもこのANIってスチャダラパーのANIであってる?)は全然わからなかった。総勢328人いるキャストにはまだまだこんな人が、っていうのがありそう。

 

ぼくはエヴァも観ていたのでところどころの庵野オマージュに気づいたりしたけど、エヴァを観ていなくても『シン・ゴジラ』は十分楽しめると思うので是非観に行って欲しい。
ぼくは頻繁に映画館に行くほうじゃないけど「これは観ないと」と思ったものは足を運ぶようにしている。それでいてここ数年は観に行ったものはハズレがなかったのは嬉しい。家でDVDを借りて観るのもいいけど、映画館にいくっていう体験の特別感はやっぱりあるよね。(けどもう少し映画のチケットって安くならないかな…。)