サードウェーブコーヒーが台頭して暫く経つが、既存の大手コーヒーチェーンにもちょっとずつ変化がでてきてるみたいだ。
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スターバックス ✕ 焙煎所
すこし前のニュースだが、コーヒー界の巨人スターバックスが2018年にロースタリー機能を有した店舗を中目黒に出すらしい。
news.mynavi.jpスタバというと大手チェーン・
「豆がコーヒーになるまでを体験できる」というコンセプトだそうだが、コーヒーを飲む人の中にはコーヒー豆が最初は青白いということも知らない人もいるだろうから、大人の社会科見学的におもしろそうだ。ビール工場の見学よろしく、その場で焙煎された豆をすぐに抽出してできたてのコーヒーが飲めたりするのだろうか。
ロースタリーということは焙煎士もいるだろうから、直接話しを聞いたり、焙煎のワークショップなんかできたらコーヒーがもっと身近に感じられて楽しそう。
当然スタバのことだからやっぱりオシャンな感じなんだろうな。自称珈琲通のオヤジが喫茶店の濃いい珈琲を飲みながらウンチク垂れる時代から、コーヒーボーイたちが中目黒デートでお気に入りのラテを片手にコーヒートリビアを披露する時代に変わってきたのか。
とか思ったりするが、昔も「茶店にコーヒーでも飲みに行こう」っていう誘い文句はあるわけで、本質的には何も変わってなく、また”コーヒーの知識を聞いて欲しい”っていうコーヒーフリークの性分も何も変わってないのかもしれない。
タリーズ ✕ スペシャリティコーヒー
先月末にはタリーズも新しいタイプの店舗をオープンした。こちらはタリーズでありながらスペシャリティコーヒーを飲むことができ、また抽出もサイフォンとセラフィム(恥ずかしながらセラフィムについて知らず、調べたら抽出のマシンとのこと)が選べるらしい。提供も通常のカウンターでの会計・受け渡しではなくフルサービスということもあり、価格は少し高い。
このタリーズコーヒー ロースターラボ青葉台店はなによりぼくの地元であり、場所を見たときも「あ〜あそこか!」という感じだった。
立地的には駅から近いわけでもなく(歩いたら15分〜20分くらい)、行くならバスか車になるかなという感じ。そう考えるとターゲットは最初から店を狙ってくる人か、近隣の住人ということになる。
田園都市線沿線のエリアは人気の住宅街となってきていることもあり、消費レベルも高いことを見積もっての出店かと思うが、そのマーケティング結果やいかに…。
チェーン店でうまいコーヒーは飲めるか
甘いラテ・タンブラー・ドヤMacといえば誰もがスタバを思い浮かべることができる。ブランディングといえば聞こえはいいが、ぼくのなかではどこか「コーヒー屋として勝負していないのでは?」というイメージがあり(ビジネスは儲かることこそ正義なのだが!)、好きになれないところがあった。
しかし今回のロースタリー店舗ができるというのは、サードウェーブの流れを受けてなのかはわからないが、原点回帰というかコーヒー屋スターバックスとして業界に再度カチコミにきてるようにも思え、ぼくは非常にワクワクした。
実際コーヒー業界の巨人がどんな焙煎をしFrom seed to cupを実現しているのか、是非中目黒に見に行きたいので2018年がくるのが楽しみだ。