ぼくはスニーカーが好きだ。
とは言っても、スニーカーマニアというわけではなく、
スニーカーの中でも特にローテクスニーカーが好きで、
そんなスニーカーのなかでも特に思い入れがあって好きなのは、
adidasといえば最近の空前のStan Smithブーム(
だがぼくはそこでCampusを推したい。Campusを推しスニーカーとしたい。
キャンパスを好きになったきっかけ
もともとadidasのスニーカーは好きで、中学生のときからアウトレットで買ったAtitudeや、ヒップホップが好きだったのでスーパースターは履いていた。
そんなぼくがCampusにお熱になったのは、
Campusといえば!というくらいもはやCampusのアイコンともいえるBeastie Boysや、
高校生のぼくはそれを見てどうにか手に入れようとしたが、
ようやく手に入れたCampusは当然ぼくのヘビーローテーションになり、上はadidasのSS JKTを着て、太めのパンツと合わせて履いて、海外のストリートヘッズになりきって街を闊歩していたのが懐かしい。
Campusのどこがかっこいいか
Camupusの一番のかっこよさは無駄がなく、そして野暮ったいくらいに無骨で男らしい面構えだと考える。シンプルイズベスッ!
見た目や作りはStan SmithやSuperstarに近くシンプルなフォルムであるが、そこにスウェード生地を使い一色に統一され、白いソールと同色の3本線が煌めいている。
やはりこの三本線こそCamupusという一見シンプルすぎるほどのスニーカーでありながら、adidasであることをこれでもかと主張している。
また男気な無骨さとシンプルさは、三本線があるだけではでは物足りないように思えるが、そこにロックやヒップホップといった履く人のカルチャーが加わることで、一気にヘッズたちがライブ会場やダンスフロアを踏みしめるための戦闘靴に化けるように思える。
もともとミュージシャンが履いたことで人気が出たスニーカーだけに、ただのオシャレやファッションというだけでなく、音楽とは切っても切り離せない存在であるところがぼくを惹きつけて止まないのだろう。(パンクと革ジャン、ヒップホップとカンゴールのハット、レゲエと編みタンクトップ、みたいな)
最近では服屋さんが作った靴も多くかっこいいものもでているが、ぼくはやはりその靴にある背景(=カルチャー)が見えるものが好きだな。
Campusは時期や型によってボリュームが違ってそこもいい。
ぼくが初めて買ったCampus2なんかはボリュームがあるので太めなパンツやストリートなファッションと合う。また初期のCamupusや復刻の80sなんかはCampus2にくらべてシュッと細身の面構えで、細め、キレイめな格好にも合う。
ああ、なんておれたちに優しいんだCampus。
adidasといえば上にも書いたように、Stan SmithやSuperstarが人気で、Campusも定番ではあるんだけど、たぶん順位的には4〜5番目くらいなんじゃないかな。
でもそれがいい。
一番じゃないところがまたいい。万人に好かれるわけじゃないぜ、的な。あんまり人気になってしまってもそれはそれで嫌だし、好きな人がとてつもなく好きなスニーカーであってほしい。(勝手)
Campusの思い出
ぼくは好きなものはずっと身につけていたい性分なので、Campusにハマってた時はいつも履いていた。DeftonesのChinoに憧れてCampusにワークパンツを腰で履いてピタっとした黒いTシャツっていうコスプレみたいな格好したりしていた。
また、新しく買ったCampusが嬉しくって飲み会に履いていったことがあった。その飲み会ではなぜか飲めもしないお酒を飲んだことで吐いてしまい、ゲ◯がつま先について超ショックだったっていうこともあった。(全然いい思い出じゃねえな)
最後に
Stan SmithやSuperstarの影に隠れがちなCampusだが、ここ数年また再評価されてきたように感じる。
野暮ったいやつだけど、かっこいいんすよCampusは。
今週末はまたCampusを履いて出かけよう。