先日、はじめて自分たちで企画したコーヒーのイベントを開催しました。
イベントといっても大それたものではなくて、お店の営業後の軒先をお借りして、招待した友人にコーヒーやソフトドリンクとお菓子を振る舞おう(会費はいただいて)というものでした。
簡単に言えば、その日限定のコーヒースタンドの営業をするみたいな主旨のイベントです。
その日提供するコーヒー豆やドリンクメニューの考案から、お菓子を卸してもらうお店の選定や商談なんかも自分たちでやりました。
はじめての試みでしたが、これといって大きな事故もなく(お店なんであってもヤバいんだけど)、招待したのが近しい友人ということもあって、みなさん温かい目で見守ってくれて、楽しそうにしてたので、自分的には成功かな、と。
一方で、イベントをやってみたことで気づいたこともあり、もし今後もイベントを実施する際には大切な知見になると思うので、備忘録的に少し振り返ってみたいと思います。
振り返り
1.もっとお客さんとコミュニケーションがとれるとよかった
接客業ですからね。
というのも、オーダーを聞く際なんかはもちろん話すんだけ、そこ時に今回用意したコーヒー豆やお菓子についてプレゼンしたり、イベントに協力してくれた人やお店について伝えたりすることを、もっともっとできたらよかったなと思いました。
最初はがんばってやってたんだけど、だんだんオペレーションが立て込んでくると予想以上に余裕がなくなっちゃっていたことが原因かなと。オペレーションに集中しすぎて、コミュニケーションも減ってしまいました。
なので、そこは意識してお客さんと対話しながらオペレーションを進められるようスキルアップが必要だと感じました。ここはやっぱり経験なんですかね。
2.何にでもお金がかかる
イベント後、かかった費用と当日の会費(売上)との収支を計算してみたのですが、もちろんのことボロ儲けとはいきませんでした。
世の中そんなに甘くありません。
逆に、初めてだったので収益についてはあまり意識しすぎず、お客さんに次やったときにも来たいと思ってもらえるイベントにすることが大事と考えていたので、まあ赤字でもやむなしと思っていましたが、それでも予想以上にお金が掛かっていて、変な笑いが出ました。
初回なので、必要なものを買い足したりとお金はかかると予想していましたが…。
そうです、なにをするにもお金はかかるんです。すべてがコストです。
バイトしてるときなんかは、「備品にケチケチすんなよ〜」とかナメたことを思っていましたが、が、実際自分の身銭を切って備品を揃えると、たとえ安いものだとしても「めっちゃ大事に使お!!!」っていうテンションになりました。
立場が変われば、考え方も変わるものですね。
3.注文後もお客さんが楽しめるコンテンツを作りたい
今回はお客さんに飲み物とお菓子を楽しんでもらう、という内容にコンテンツは終始しましたが、できることなら、注文後も食事をとりながら楽しめるものが用意できたらいいなと思いました。
例えば、それは画やアートなんかの展示でもいいですし、実際にだれかが音楽を奏でているのもいいと思います。
サクッと参加型のワークショップなんかもいいですね。
立て付けとしては、コーヒースタンドの営業というイベントなのですが、おいしいコーヒーとお菓子だけでなく、あのイベントにいけばなにか楽しい体験ができるという認識を持ってもらえるようになったら最高ですね。
そう考えると、ぼく自身も好きなカルチャーは多いので、それに携わっている人たちをフックアップしていきたいなと思います。
そのためにも、一緒にやるだけの価値のある人間、イベントにならないとですね。
さいごに
イベント自体は準備から、当日の営業まで本当に楽しかったです。
自分たちがやりたいことを、自分たちで実現していくので、そりゃ楽しかったです。勢いあまってオリジナルのTシャツなんかも作っちゃいましたが、これも楽しかったので後悔していません。(こんなことしてるからコストはかかってしまったのですが)
好きなことやってる時は大変なこともツラく感じない、っていう歳を重ねるとなかなか感じる機会の少ない素敵な時間でした。
近いうちに第2弾もやりたいと思います。