この記事を書いている時は、ちょうど台風13号「サンサン」が関東に接近しているときです。(未来の自分へ)
台風が来るときって、なんで少しワクワクするんでしょうね。
これって歳を追うごとになくなっていく感覚と思ってましたけど、意外とそうでもなくって、しかも自分だけじゃなくて世の中が少しソワソワしているような気がします。
それと、台風が接近しているっていう時になると思い出す映画があります。
『台風クラブ』っていう映画なんですけど、調べたら1985年の映画でした。
台風の襲来をきっかけとして、日頃の鬱屈した感情を爆発させる少年少女の姿を通して、思春期の少年少女たちの危うさ・脆さを表現している。
っていうハナシです。
ぼくがいつ頃観たのかは忘れちゃいましたけど、観終わった後どうにも不思議なモヤっとした気分になったのを覚えています。別にバッドエンドとかじゃないんですけど。
中学生の爽やかな成長や青春と、その裏にある混沌とていて、鬱蒼とした逃げ場のないエネルギーが溢れ出るよう様子が一つの作品に同居しているような、そんな映画だったと思います。
中学生って微妙な歳ですよね。
自分では少し大人になったような感じがするんだけど、傍から見ると全然そんなことはなくって、大人と子どものその感覚のギャップがまた中学生の心を複雑にするというか。
だから中学生ってトンチキな服装しちゃったりするんですよね。黒歴史あってこその中学生ですよね。
www.youtube.com▲劇中の代名詞といえるシーン(それがまただいぶ際どい)でこの歌が使われます
『台風クラブ』はストレートな青春映画ともちょっと違うので、興味あればぜひ観てみてください。特に古いからって侮ることなかれ。
今じゃ絶対あり得ないような際どいシーンがあったり、パソコンもスマホも無い時代にみんなどんな生活をしていたかがわかるのが楽しいです。
ぼくの好きな80年代。ぼくが生まれるよりも前の話。
今日みたいな台風がくると、この映画のことを思い出します。
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あ、そういや最近、台風クラブっていうバンドもあるんですね。やっぱり映画のオマージュでのその名前をつけたのかな。