黙っていても朝がくる

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蒲田とぼく

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先週の土曜日は蒲田に行ってきた。蒲田には年に数回は行くんだけど、久しぶりに時間に余裕があったので、いろいろ思い出しながら歩いてみた。
東京は大田区蒲田。それはぼくにとってどんな街だったのか。

⑴蒲田とぼく

蒲田とは妙に付き合いが長い。蒲田で母の同級生が矯正歯科をやっており、10歳頃からぼくはそこに通っている。今でこそ半年に1回定期検診に行くだけだが、治療のフェイズによっては1~2ヶ月に一回通っており、もうアラサーであるため、20年近く蒲田通いしてることになる。

ぼくの実家は田園都市線は青葉台にあり、そこから蒲田までは早ければ30分弱でいける。しかし乗り換えが2回あることもあり、小学生の時初めて1人で緊張しながら電車を乗り継いで蒲田に向かったことは今でも覚えている。
ちなみに多摩川~蒲田間は多摩川線ではなく、当時はまだ目蒲線だった!

 

今との違いでいうと、以前は蒲田にはユザワヤがやたらと乱立していた。ユザワヤといえば、布やハンドクラフト用品などを扱うお店だが、その中にプラモデルやNゲージ、ホビーガンを扱う店舗があって、よく歯医者の帰りに寄った。そこで当時は好きだったゾイドのコマンドウルフ(アーバイン仕様)を買ってもらったのもいい思い出だ。

中学生の時はヒップホップにお熱だったので、当時たしか新星堂限定発売だったNITRO MICROPHONE UNDERGRUNDの2nd EP『UPRISING』を買ったのは、東急線の改札直結にある東急プラザの新星堂だったと思う。

(東急プラザに入っていた新星堂は、いま隣のグランデュオにあるらしい)

 

また同じビル内にはカジュアルハウス306という洋服屋が入っていた。それこそジーンズメイトやライトオンのようなどうってことない服屋なのだけど、割と安かったこともありオシャレを気にし始めた幼気な中学生のぼくは、よくそこでB-BOYな空気を出せる服を必死にdigった。ぼくのファッションセンスは306よって培われたと言っても過言ではないかもしれない。(ちなみに306は町田にも店舗があり、そこにもよく行ってた)

⑵蒲田と雑居感

と、蒲田とは小さな時から一緒に育った、とまでは言い難いが、割と街の変遷を目の当たりにしてきたほうだと思う。
時代の流れもあり、昔からあった店が潰れたり、ビルが改装されたりすることはあるが、蒲田に来るたびに変わらないどこか「懐かしさ」のようなものを感じるのだ。

 その懐かしさの正体は、蒲田全体を包む「雑居感」なんだと思う。

いくら街がキレイになったとはいえ、あのゴチャゴチャした街並みや、いまだ生き残る小汚い建物群から放たれる怪しい空気感が蒲田を蒲田たらしめてるのだと思う。逆にその「雑居感」が残ってることで、ぼくは懐かしさを感じることができているのだ。
むしろ蒲田から「雑居感」を失くしたら、何も残らないんじゃないかとすら思う。
だからこれからも蒲田には古びれた雑居ビルや、淫靡なネオン、物がひしめく商店街のある街であってほしい。

 

東急プラザ蒲田 屋上かまたえん

東急プラザ 屋上かまたえん

あと雑居感とはちょっと違うけど、最近駅ビルの屋上にこどもむけの遊園地があるところって少ないかも。

⑶蒲田とグルメ

通ってた割に、正直そこはあまり詳しくない。

通っていた歯医者のある東急側のマクドナルドと、東口にある餃子の王将くらい。

けど、蒲田といえば餃子が有名だってことでこの前はここにいってみた。

 

 

関連ランキング:餃子 | 蒲田駅京急蒲田駅蓮沼駅

 

この店は大田区役所の並びにあるんだけど、そのへんがまたいい感じに雑居感がある。

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店内は丸い中華テーブルにガンガン相席していくとことか大衆中華飯店って感じで、なんか楽しかった。

羽根つき餃子と玉子チャーハンを頼んだけど、うん美味かった。

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そこで同じ丸テーブルに案内された1人できたお姉さんが、颯爽と餃子2人前(最終的にもう1人前追加)とビールだけ頼んでたのはかなりイケてた。

 

蒲田はまだまだおいしいお店は多そう。特に西口には個人店も多くて、そこではもっとディープな蒲田が覗けると思うのだけど、いかんせん店を知らないので美味しくておもしろいお店があったら教えほしいです。

 

⑷蒲田とこれから

ヤンチャ系や外国人が多いからか、蒲田はよく治安が悪いと言われる。けど実際交通の便もいいし、駅周りで色々揃うから住むには便利だと思う。ただ危うさみたいなものを併せ持ってこその蒲田だと思うので、最終的には周りがとんどん近代化するなかで、蒲田だけは『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』に出てくる繁華街(あのモデルは台湾だっけ?)みたいに、近未来系スラムみたいになってほしいって勝手に思ってる。

 

 

と、ここまで蒲田について書いてきたわけだけど、じゃあ蒲田に引っ越せば?と言われたら、うん、ちょっと考えさせください。