「おいしいコーヒーが飲みたい。けれども、どこに行けば飲めるのかわからない」
ぼくがコーヒーに興味を持ったときに思ったことです。
素人目には、「コーヒー屋」(=コーヒーがメインのお店)と、ランチもお茶もできるような普通のカフェの見分けがつかなかったのです。
コーヒー屋とカフェ
コーヒー屋っていまはどこでも小洒落た感じで、パンケーキなんかを食べながらお茶できるようなカフェと、外観や店の雰囲気では違いがわからないことが多いです。
今でこそコーヒー屋リテラシーが高まったことで、お店をみてコーヒー屋なのかそうじゃないカフェなのかをある程度嗅ぎ分けられるようになりました。(それでもわからないことも)
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こういう嗅覚って、音楽も一緒で最初はどれも同じように聴こえていたジャンルが、聴き続けるうちに聴き分けられるようになる感じですよね。
「ロックとメタル」「テクノとハウス」「ヒップホップとレゲエ」みたいに、後々考えるとぜんぜん違うやんけ!と思うのですが、それでも最初は同じように感じるんですよ。
話がズレましたが、もちろんお店のことを知っているかの予備知識の部分もありますが、それ以外にも見分けるポイントがあるなーと思ったので書いてみようと思います。
今でこそググれば済む話ではあるのですが、街なかでコーヒー屋さんを見つける参考にしてもらえればと思います。
※ちなみにこれとは別にコーヒーを前面に出していないけど、"コーヒーにこだわったカフェ"っていうのも存在するんですよねえ。
コーヒー屋とカフェを見分けるポイント
6つの見分けるポイントを思いつきました。
けれども、これらが当てはまるからといって、そこが確実にコーヒー屋であるとは限らないので、「あの店は違うのに〜プププ」というのはナシでお願いしますね。あと、あくまでコーヒー屋さんかどうかのポイントなので、その店の味の良し悪しはわからんです。
1. コーヒー豆を売っている
これはもうコーヒー屋である確率高いです。コーヒー豆を売っている、つまりはそのお店としてお客さんに売りたいものなわけですね。こだわりの無い、自信のないものはわざわざ売らないと思いますので、コーヒー豆を売っていたらそこはコーヒーにこだわっているお店かもしれません。
2. ロースターの名前を公表している
「これは××のコーヒーです」といった感じにロースター(コーヒー豆を焙煎しているところ・お店)をわざわざ公表しているのは、そのロースターの豆に価値があるからです。
「お、そのロースターのコーヒーならおいしいに違いない!」って思う人たちがいるからなのです。なのでロースターの名前を出しているお店は、コーヒーにこだわっているお店の可能性が高いです。
3. ハンドドリップで淹れている
単純に手間の問題かと思うのですが、安くてコダワリのない豆をわざわざ時間もかかるハンドドリップで淹れないだろうし、豆にこだわっているなら安易にコーヒーメーカーではなく、手間暇かけて淹れたい気持ちもわかります。
ハンドドリップに限らず、エアロプレスでもフレンチプレスでもいいので、正確には"淹れ方にこだわっている"ですかね。
4. エスプレッソマシンとグラインダーがある
エスプレッソ用のグラインダーで豆を挽き、エスプレッソマシンで抽出する。こうしてエスプレッソやラテを淹れてるお店はコーヒーにこだわってるといっていいんじゃないですかね。
そもそも、マシンをインストールするのに費用面で結構かかるので、単なるお飾りとは考えにくいですよねえ。
5. コーヒー器具を売っている
洋服屋さんが野菜を売らないように、コーヒーに興味や思い入れがなければ、器具を売ったりはしないと思うので、コーヒー器具を売っているお店というのは少なくともコーヒー文化をお客さんに届けたいお店、って言って良いんじゃないでしょうか。
6. 焙煎機がある
最後、焙煎機があるお店は、たぶんガチな確率高いんじゃないでしょうか。コーヒーへの思い強め系だと思います。
さいごに
自分の好みのコーヒー屋を探そうと思った時に、最初はネットでどう検索すればいいかもわかりませんでした。食べログとかでコーヒーをキーワードに検索すると、街の喫茶店からチェーンのカフェまで有象無象ヒットしちゃったので。
それが段々と飲み歩くうちに不思議とコーヒー屋の雰囲気がわかってくるので、今回の6つのポイントがその分別がつくようになるまでの足がかりになればと思います。レッツコーヒーフィールドワークですね。