今年もJACの季節がやってきました。
JACとはなんぞやというと、ジャパンエアロプレスチャンピオンシップのことで、エアロプレスという器具を使用して抽出したコーヒーの味を競う大会です。
全国大会への切符を賭けた予選が日本各地で実施されているのですが、ぼくも去年は東京予選を見にいきました。そのときの様子がこちら。
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Japan Aeropress Championship!
今年の東京予選は7月5,6日に両国にあるSingle O Japanにて開催されるみたいです。
ぼくは仕事で行けなさそうなんですが、見てるだけでも結構おもしろいのでぜひ興味がある方は見に行ってみてください。(そういや去年も今頃はかなり暑かった)
去年はフラッと見に行けたのですが、今年はチケット制みたいなので、ご注意を〜。
【JAC詳細】
・Facebookページ
https://www.facebook.com/japanaeropresschampionship/
・チケット
Japan AeroPress Championship Regional: Tokyo (Day1) | Peatix
Japan AeroPress Championship Regional: Tokyo (Day2) | Peatix
エアロプレスも飲んでみよう
ということで、コーヒーに馴染みのない人にとっては、「エアロプレスって何?コーヒーって紙のフィルターで淹れるもんじゃないの?」「あとなんか理科の実験器具みたいなやつ?」(サイフォン)という感じかと思うので、今回はおいしいエアロプレスのコーヒーが飲める都内のお店を紹介します。
家族や友だち恋人と一緒に行って、エアロプレスとペーパードリップのコーヒーを飲み比べてみると、違いがわかって楽しいかもですね!
エアロプレスの味の特徴
エアロプレスって実はフリスビーの会社が作っているっていうナイスな由来があったりするのですが、じゃあエアロプレスで淹れたコーヒーって他の淹れ方とどう違うの?というところですが、
- 口当たりがまろやか
- コクのある味で、酸味や甘み味が感じやすい(個人の感想)
- 淹れ方は早くて簡単
です。
エアロプレスというその名の通り、空気の圧力で押し出して淹れるのですが、ペーパードリップよりも油分を残すので、オイリーでまろやかな口当たりになります。味もその分コクのある味になり、酸味・甘みといった味の要素がはっきりと感じやすいような気がします。
あと淹れ方が簡単というのは、もちろんおいしいコーヒーを淹れるのは難しいのですが、ほかの抽出方法に比べてエアロプレスはブレる要素(スピード、お湯の注ぎ方、プレスの力加減…等々)が少ないという言う意味でハンドトリップよりとっつきやすく、シンプルで簡単です。お湯入れて、かき混ぜて、プシュー。
ミスるとチョボチョボ〜っとお湯が滴っちゃうことがあるので注意ですね。
都内でエアロプレスが飲めるコーヒー屋さん
もちろん都内にもエアロプレスで淹れたコーヒーを飲めるコーヒー屋さんがありますので、是非足を運んでみてください。
Fuglen Tokyo(渋谷・代々木公園)
はい、東京を代表するといっても過言ではないカリスマコーヒー屋さんFuglen Tokyo。コーヒーの味はもちろん、お店の雰囲気や居心地も良く信頼できすぎる。
こちらではドリップコーヒーはエアロプレスで飲むことができます。きっとFuglenの浅煎りの豆の良さをを引き出すのを検証した結果、エアロプレスが採用されたんでしょうね。
ちなみに、渋谷神南にあるロースターカフェ(Fuglen Roaster)のほうでは、ペーパードリップで飲むこともできます。
PASSAGE COFFEE(田町)
田町にある自家焙煎コーヒー店。店内は清潔感のある明るいお店で、おいしいコーヒーが飲めるなんて近隣のビジネスマンや慶應大学の学生さんが羨ましいです。このお店にいらっしゃるバリスタさんはワールドエアロプレスチャンピオンシップで優勝された方で、タイミングがあえばチャンプの淹れたコーヒーに飲むことができます。
Single O Japan(両国)
今回のJAC東京予選の会場にもなっているSingle O Japan。もともとはオーストリアにあるコーヒー店で、その日本支部となりますが、焙煎はお店のある両国で行なっています。みんな聞いたことのあるようなレストランなんかでもSingle Oの豆が使われてるように本当においしいです。
こちらにもJAC優勝された方が勤務されていて、タイミングがあえばチャンピオンコーヒーを飲むことができます。
ただ普段は焙煎所としての機能のため、店頭(Tasting Bar)で飲めるのは土〜月曜日限定のため行くときはご注意を。
余談ですが、Single Oは豆のパッケージやコンセプトアートなんかにもコダワリがあって、どこを切り取ってもかっこいいです。
FINE TIME COFFEE ROASTERS(経堂)
小田急線は経堂駅にある自家焙煎コーヒー店です。商店街の路地を一本入ったとこにある一軒家の一階を店舗としていて、とても雰囲気がいいです。
こちらの店主の方もJAC入賞経験がある方です。自家焙煎の豆もおいしく、近所にこんなお店があったらな〜と思ってしまいます。
もともと飲食のキャリアじゃない方が開業された店ということもあり、個人的に理想のカタチのひとつでぜひ参考にしたいです。
LIGHT UP COFFEE(吉祥寺、下北沢)
吉祥寺と下北沢(焙煎所)、そして京都に店舗のあるコーヒー屋さん。店主の方が若くしてお店を立ち上げ、今に至る実力店。水色のショップカラーから連想されるように、爽やかで若々しいコーヒーです。(イメージ) コーヒーと抽出はエアロプレスだけでなく、ペーパードリップも選ぶこともでき、メニューには飲み比べセットなんかもあって、コーヒーに馴染みのない人も「コーヒーの面白さ」を感じられるお店です。
余談ですが、オーナーの川野さんのブログのこのエントリーが個人的には好きで、時たま見返しています。読むと勇気をもらえるというか、自分もがんばろうって思える記事です。
Gumtree Coffee Company(茅場町・八丁堀)
東京のコーヒー屋さんは西側に多い印象ですが、こちらは東側、江東区にあるお店です。下町とビジネス街が交差する、ホント交差点に面してお店があります。こちらでもエアロプレスのコーヒーを飲むことができます。
去年から近所にロースタリーを構えて自家焙煎も始められ、上記に紹介したお店は浅煎りの豆が多いんですが、ガムツリーさんは深煎りもラインナップされていて、また違った風味を楽しむことができます。
あとここのしっとりしたバナナブレッドが、大きいのにお手頃でそしておいしいのでおすすめです。
さいごに
JACみたいな競技性のあるもがあると、出る人たちも燃えますし、やっぱり盛り上がりますよね。ぼくの知り合いでも出場する人がちらほらいるんですが、みんな当日のために練習して臨むみたいなんで、きっとドラマがありますよ。
それでは今年も暑くなってきてコーヒー業界的にはオフシーズンに入りつつありますが、コーヒー屋さんに通ってコーヒー業界を盛り上げていきましょう〜。